オイル利用で衝撃を吸収!<フロントフォーク>


前輪を支えながら衝撃を吸収するフロントフォークには、何種類かあるが、現在のバイクの多くに装備されているのが、テレスコピック方式のフロントフォークである。テレスコピックとは、スプリングと油圧ダンパーを備えており、望遠鏡(テレスコープ)のように伸縮する構造であるためにこう呼ばれている。


フロントフォークは、アウターチューブとインナーチューブから構成されており、インナーチューブはアウターチューブの中にその先端が入り込んだ形となっている。また、フロントフォークの内部には半分ぐらいまで粘度の高いオイルが入っていて、さらにはインナーチューブの中にもコイルスプリングとシリンダーが入っている。このシリンダーにはオリフィスという細かな通路が設けられていて、インナーチューブが伸縮した時に、オイルがオリフィスを通ってシリンダーの中と外を出入りできるようになっている。


バイクが段差を通ったり、ブレーキングを行ったりしてインナーチューブが下がってアウターチューブの中へと入り込むと、シリンダー内のオイルはオリフィスを通って外に出て行くが、この時に粘度の高いオイルが細い穴であるオリフィスを通過することによって抵抗が発生する。この発生した抵抗を利用して振動の運動エネルギーを吸収するのがダンパーの役目なのである。


最近では、ダンパー内のシリンダーをハンドル側に、スプリングをタイヤ側に設置することで、サスペンションより下の重量を軽くするということを目的として、倒立型フロントフォークというタイプのバイクもある。