キャラクターを決める骨組み<フレーム>


フレームは、バイクの骨格となるもので、エンジンや路面からの振動やショックに耐えることができる強度と、安定走行のための剛性が必要である。また、フレームによってバイク全体の大きさや、前後のタイヤへの重量バランス、ホイールベース(前後のホイールの中心の平行距離)の基本になるので、バイクのデザインや特性を決定づけるパーツであると言えるだろう。


当初、バイクのフレームは、自転車と同様にパイプを使用していたが、バイクの大型化や高速化によって、強度がありつつ軽量であることを目標として、数多くのフレームが作られた。


1950年代までの主流は丸パイプフレームだったが、戦後の需要の増大によって、メーカーはプレス形成のフレームに移行して、バイクの大量生産を可能とした。さらにその後には、バックボーンフレームの登場により、その生産能力はどんどん向上していくこととなった。


1960〜1970年代になると、当時盛んだったロードレースの影響により、軽量のパイプフレームが見直されて、ダイヤモンドフレームやクレードルフレームなどが登場してきて、実用車はバックボーンフレーム、スポーツ車はダイヤモンドフレームというように、用途に合わせて作られるようになった。


1980年代になると、レーサーレプリカと言われる、サーキットテクノロジーを導入したスポーツバイクが作られて、軽量化と剛性を追求したアルミフレームや、角パイプフレームなどが登場してきた。現在のフレームは、各バイクの個性を重視したものになって、その用途と目的に合わせて、いろいろな種類のものが作られている。