油圧ブレーキを作動<ブレーキフルード>


油圧で作動するディスクブレーキシステムに使用される液体が、ブレーキフルードである。
これはブレーキオイルとも呼ばれるが、その成分はアルコールに近い石油化学製品である。


ブレーキフルードにはアルコール系シリコン系との2種類あり、どちらを使うのかはバイクによって違い、ここで注意しなければいけないことが、『この両者を絶対に混ぜてはいけない!』ということである。
もし混ぜてしまうと、ブレーキシステム内部で化学変化を起こし、本来の性能を発揮できないだけじゃなく、マスターシリンダーやキャリパーが作動不良を起こしてしまうことになるのだ。


ブレーキフルードにはDOT(ドット)という3つのグレードがあり、このDOTというのは、アメリカの規格に準じた表示で、ディスクブレーキを装備するバイクには必ずDOTグレードの指定がある。

DOTの表示は、DOT5というように、DOTの後ろに続く数字が大きければ大きいほどフルードの沸点が高くなっているという意味である。沸点が高いことのメリットは、ハードなブレーキングや、連続的なブレーキングに耐えることができる、ということではあるが、『DOT番数の高いものを入れれば、ブレーキの制動力が上がる』という考え方は間違いである。DOTの指定はバイクの種類によって最適なものが決められているため、メーカーの指定通りに入れる方がいい。

また、種類の違うフルードを入れることはもちろんのこと、DOTグレードの違うフルードを入れることも厳禁である。もし間違って入れてしまったら・・・・ブレーキ関係を全てオーバーホール(分解修理)することになるので注意が必要!