油圧でディスクを挟む!<ブレーキキャリパー>
ディスクブレーキシステムを構成するパーツの中で、一番の要となるものがブレーキキャリパーなのだ。
ブレーキキャリパーの中には、円筒状のピストンが入っていて、その外側には表面にライニングという摩擦材が張られてブレーキパッドが置かれている。
ライダーがブレーキをかけると、マスターシリンダーから送られたブレーキフルードが、ブレーキキャリパーのピストンを押し出してくる。するとピストンがブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けることになって、ブレーキパッドのライニングが回転するブレーキディスクの摩擦抵抗となり、ホイールの回転を止めようと働く。
ライダーがブレーキレバーを離すと、マスタシリンダー内の油圧が減少し、それに伴い、ブレーキキャリパー内の油圧も減少して、中にあるピストンが引き戻される。するとブレーキパッドがブレーキディスクから離れて元の位置に戻る。
最近では2〜4個のピストンを使用したバイクが多く、ピストンの数が多いブレーキキャリパーほど広い面積でブレーキパッドを扱えるため、その制動力は大きいものとなる。
ディスクブレーキはそのシステムによって、対向ピストン型とシングルピストン型との2種類に分類される。対向ピストン型は、制動力と即効性に優れていて、シングルピストン型は、省スペースと低コストにメリットがある。
一般的に大排気量のバイクやレーサー(スポーツ)タイプのバイクには対向ピストン型が採用され、小排気量や街乗り型のタイプにはシングルピストン型が採用されている。