スピードをコントロール<スロットル>


車のアクセルに該当するものが、バイクではスロットルである。

車は足でアクセルを踏むことによって、エンジンの回転(スピード)をコントロールするが、バイクでは右側のハンドルにあるスロットルを手前に回したり戻したりすることによって、エンジンの回転をコントロールしている。


ハンドルの右側の手で握るゴムの部分のことをグリップといい、その下にスロットルスリーブという円筒形のパーツが、ハンドルに通すような形で装着されている。グリップとスロットルスリーブとは密着しているので、グリップを回せば同時にスロットルスリーブも回る仕組みになっている。スロットルスリーブには、スロットルワイヤーの先端が取り付けられていて、そのバイクに使われているキャブレターの形式により、1本の場合と2本の場合とがある。


スロットルワイヤーが1本の場合は、使用されているキャブレターがVMタイプの場合が多い。このキャブレターは、スロットルワイヤーでスロットルバルブを直接作動させることによってガソリンの量を調節している。

これに対し、スロットルワイヤーが2本の場合のキャブレターを、強制開閉式タイプと呼んでいる。多気筒エンジンの場合、気筒数に応じて個数のキャブレターを使用し、それぞれのキャブレターを連動させたい時に、このタイプのキャブレターを使用する。2本のスロットルワイヤーのうち、前側がアクセルの引き用で、後ろ側がアクセルの戻し用になっている。こうして、スロットルの戻り不良に対応させている。