シャフトドライブシステム


シャフトドライブシステムは、チェーンやベルトではなく、ドライブシャフトとベベルギヤ(傘歯車)を使用しているのが特徴的であり、車の駆動力伝達システムと同様なシステムになっている。


チェーンドライブでは、エンジンの回転軸は全て進行方向と直角方向に置かれていて、その動力はドライブスプロケットとチェーンを利用することで後輪に伝えられている。しかし、シャフトドライブの場合では、直角方向の回転軸をベベルギアをしようすることで、まず1度90度に変換し(進行方向と平行にして)、ドライブシャフトを介した後に、またベベルギアで90度方向を変換する(進行方向と直角に戻す)ということを行うことで、後輪に動力を伝達している。この時、チェーンドライブでのスプロケットの役割をベベルギアが、チェーンの役割をドライブシャフトが行っていると考えれば理解しやすいかもしれない。


シャフトドライブシステムは、ユニット内を密閉してオイルで満たすことによって、油分の潤滑と防錆を完全に行えるため、給油や調整というメンテナンスは必要ないということがメリットである。また、騒音や摩擦が少なく、エンジン動力の伝達効率もいいため、理想のドライブシステムと言えるかもしれない。しかし、デメリットは、その重さとコストの高さであり、チェーンドライブシステムと比較してみると、システム重量が2倍以上にもなってしまい、バイクの走行性能にかなり影響を及ぼすことになる。

よって、シャフトドライブシステムは、ツーリングモデルのように、それほど運動性能を要求しないバイクで使用されている