チェーンドライブシステム


チェーンドライブシステムに使用されるチェーンは、ピンリンクプレートとローラーリンクプレート(それぞれ2つの穴のあいた金属板)を連結させて1組にして、それをピン(金属棒)で数十個をつなぎ合わせたものから構成されている。その1個1個の隙間にスプロケットの歯を噛ませることによって、エンジンからの回転力をリアタイヤに伝えている。


チェーンに組み合わされるスプロケットは、常に複数の歯がチェーンと噛み合わさっている。チェーンドライブシステムでは、トランスミッション側にドライブスプロケットリアホイール側にリアスプロケットが装着されていて、通常ではドライブスプロケットの方が小さく、リアスプロケットの方が大きい。それは、エンジンの動力を減速することで、より大きなトルクが伝達できるように減速比を調整してあるからである。


使用されるチェーンには、シールチェーン(Oリングチェーン)とノーシールチェーンの2種類のタイプのチェーンが使用される。

シールチェーンとはリンクシャフトピンのまわりにグリスを注入して、ブッシュとOリングというパーツでそのグリスが漏れないように密封(シール)しているチェーンのことである。このチェーンは寿命が長くて給油の手間がかからないが、高価なことがデメリットである。

ノーシールチェーンとは、グリスなどが密封されていない、昔から使用されているチェーンのことである。安価なのがメリットではあるが、使用している金属が摩擦熱によって不規則に磨耗して外れてしまうこともあるため、チェーンの定期的な注油が必要となってしまう。