バイクの性格がわかるライディング・ポジション

現在、発売されているバイクにはいくつかの種類があり、これらを大きく分けると、ロードレーサータイプというようなレースなどの競技を目的としているもの、ツーリングタイプのような長距離を走ることを目的としているもの、さらにストリートタイプといわれる通勤や通学などを主とし、市街地を走ることを目的としているものの3タイプに分けることができる。
そして、これらのバイクの特徴を一番よく表しているのが、そのバイクに乗った時のライディングポジションなのである。

ライディングポジションは、ハンドルシートステップの3つが『どのようなバランスで設置されているのか』によって大きく異なってくる。

例えば、ロードレーサータイプのステップは、他のタイプよりも後ろの方にあり、しかも高い位置に設置されている。これはレース中に積極的に体重移動をできるように、またより小さな径で回れるように、カーブでのバンク角(バイクを傾けたときの路面との角度)を稼ぐことが目的である。さらに加速時には前方からの風圧を受けないようにするために、ハンドルの位置を低くして、上体が前傾するようなポジションになっているのである。

これに対してツーリングタイプのバイクは、それほどスピードを出すわけではないので、ハンドルの位置は高く、また頻繁に体重移動をすることもないので、ステップは低い位置に設置されており、ひざの曲げ伸ばしが楽になっている。

つまり、ライダーが積極的に旋回性と速度を高めるようなバイクはポジションは前傾姿勢になり、ゆったりとしたライディングを求めるバイクはその逆になるのである。