ガソリンの噴射を調整<フューエルインジェクションシステム>
フューエルインジェクションとは、燃料噴射装置のこと。
コンピュータで制御された電子式キャブレターのようなものである。
通常のキャブレターはエンジンからの負圧を利用して、空気とガソリンとを混ぜ合わせているが、フューエルインジェクションは、燃料を吸入通路に直接、霧状に噴射させて混合気を作り出している。
このフューエルインジェクションは機械式と電子制御式の2種類があるが、機械式はレース用のマシンに一時的に採用されたことがあったが、現在は主に電子制御式が使われている。
電子制御式は、燃料を加圧するフューエルポンプや燃料を噴射するインジェクター、吸入された空気の状態や噴射される燃料を感知するセンサー、それらをコントロールするコンピュータなどから構成されている。その時々のエンジンの回転数や、スロットル(アクセル)の開き具合などをセンサーが感知し、コンピュータから適切な燃料の噴射量が指示される。
インジェクターの内部では、ニードルバルブという針のような細いパーツが使用されており、このニードルバルブを前後にスライドさせることで、加圧された燃料の噴射量をコントロールしているのである。
フューエルインジェクションシステムは、これまでコストやシステムの重量的な点から自動車用として数多く使用されてきたが、最近では小型のタイプのものも開発されるようになって、バイク用としてもどんどん採用されてきている。