サーモスタット&電動冷却ファン&ウォーターポンプ<水冷エンジン>


水冷エンジンのシステムは、メインとなるラジエーター以外にも、ウォーターポンプサーモスタット電動冷却ファンというパーツから構成されている。


サーモスタットは、エンジンから送られる冷却水の量を調節することを目的としているパーツである。
通常、水冷エンジンが冷えている(冷却水が冷えている)には、冷却水はラジエーターを通らずにエンジン内部だけを循環しているが、次第に水温が上がってくると、サーモスタットが作動して、温度の上がった冷却水をラジエーター内部に導き、冷却をし始める。

水冷システムの冷却水は、基本的にラジエーターに当たる走行時の風によって冷やされているが、バイクが停止している時や気温が高い夏での渋滞時などでは、冷却するのに必要な走行風を得ることができない。そこでラジエーターに強制的に風を送る電動冷却ファンが必要になるというわけだ。


この電動冷却ファンは、冷却水の温度によって作動する温度スイッチ(サーモスイッチ)により制御され、冷却水がある一定以上の温度になるとファンが回り始め、ラジエーターに風を送るよう設定されている。


水冷システムの冷却水を循環させることを目的としたパーツがウォーターポンプである。
このポンプはエンジン内部に装備されているオイルポンプがオイルを強制的に循環させているのと同じで、冷却水を強制的に循環させるためのパーツである。
以前は自然に冷却水を循環することができるシステムもあったが、現在の水冷エンジンを使用したバイクは、ウォーターポンプを使用した効率のよい強制循環方式を採用している。