エンジンオイルの規格〜性質を表す記号〜

エンジンオイルはその性質により、いくつかの規格によって分類されている。

4サイクルエンジンオイルの場合では、最も有名なものがSAE規格である。この規格はアメリカ自動車技術協会が定めたもので、オイルの粘度を表している。

どのくらいの気温でエンジン始動が可能なのか?どのくらいの高温時までエンジンが耐えられるか?を定めた規格で、オイルの使用条件の基準であるといえる。


SAE10W-40』や『SAE20』と表示され、2種類の数字のものはマルチグレードオイルと呼ばれており、Wのついた方の数字は低温時の粘度を表している(番号が少ない方が低温でも耐えられる粘度のオイル)。数字が1つしかないものは、シングルグレードオイルと呼ばれており、高温時のオイルの粘度だけが表示されている。


JASO規格は、日本自動車規格会議によるバイク独自の規格であり、摩擦に対する規定によってMA(一般に大排気量車用)とMB(一般に小中排気量車用)に分類される(ただし、MAとMBとはグレードの違いを分類したのではなく、オイルの特性の違いを表したもの)。


API規格は、アメリカ石油協会が定めた分類のこと。摩擦や汚れの程度を記号で表したもので、世界中に通用する統一規格になっている。


2サイクルエンジンオイルの規格にもJASOの規格がある。
潤滑性・洗浄性・排気煙などについて検査を行って、FAFBFCといった3段階に分類している(FCが一番グレードが高い)。また、国際規格であるISO(国際標準化機構)には、GAGBGCGDの4つの規格があり、ISOのGCがJASOのFCに相当している。