エンジンオイルの種類


エンジンオイルには、潤滑・冷却・密閉・洗浄・緩衝・防錆といった役目が要求される。
一般的に硬い(粘りやすい)オイルは、エンジンが高温・高回転の時でのその役割を果たしてくれるが、冷えている時は始動性が悪いというデメリットがある。

逆に、柔らかい(粘りにくい)オイルは、冷えている時の始動性はいいが、エンジンが高温や高回転になると、さらさらな水のような液体になってしまい、オイルとしての役割を果たすことができなくなってしまう。


そこで、現在のエンジンオイルには、ベースオイル(基本となるオイル)に添加剤(磨耗防止・腐食防止・酸化防止などを目的としたもの)を配合して、硬いオイルと柔らかいオイル、それぞれのいいところを活かせるように作られている。

エンジンオイルには使用しているベースオイルの種類により、植物性オイル・鉱物性オイル・化学合成オイル・半化学合成オイルの4種類に分類される

植物オイルは植物の種子から採った油をベースオイルにしたもので、潤滑性能はいいが酸化しやすい。一般的なバイクへの使用は不向きだが、レース用バイクで主に使用されている。

鉱物性オイルは、ガソリンや灯油などの素になる原油から作られていて、最も古くからあるオイル。
酸化しにくいにがメリットである。

化学合成オイルは、名前の通り、化学的に作られたオイルで、不要な成分がまったく含まれていないため、劣化しにくく、低温時から高温時まで常に安定した高い性能を発揮してくれる。しかし、生産コストがかかるため、値段が高めになってしまう。

半化学合成オイルは、鉱物性オイルに化学合成例オイルを混合したもので、高性能の割には値段が安めなのが特徴である。