エンジンの性格をグラフから知ろう
最高出力や最大トルクはグラフで表されることが多く、そのグラフをエンジン性能曲線という。このグラフの内容が理解できるようになれば、そのバイクのエンジン特性がわかることとなる。
一般的には、グラフの横軸がトルクを表している、出力のグラフの場合だと、例えばグラフの曲線の山の頂点(一番高いところ)が7000rpmのエンジンの回転数の時に、左縦軸が120kwであると、それがそのエンジンの最高出力ということとなる。同様にトルクのグラフの曲線の山の頂点が5000rpmのエンジン回転数の時、右縦軸が80N・mであると、それがそのエンジンの最大トルクである。
出力のグラフの曲線は、エンジンの回転が上がるにつれ上昇している場合が多いが、山の頂点がそのエンジンの回転の限度だと考えていい。それ以上回転を上げても、出力(馬力)が上がらないばかりか、エンジンにタメージを与えてしまうことになる。
直線的に上昇する出力のグラフに対し、トルクのグラフはそのエンジンの特性によってカーブの形が変わってくる。カーブの曲線がゆるやかな山型の時は、どの回転域からも同じような加速をするため、比較的ゆっくりと走るような性格のエンジンである。このようなエンジンを低速トルク型エンジンという。
また、カーブの曲線が急な山型になっている時は、常に山の頂点付近のエンジン回転でいなければ有効な加速が得られないため、レースなどで使われる性格のエンジンだといえる。このようなエンジンを高回転型エンジンという。