メーターが動かない!?
スピードメーターやエンジンの回転数を示すタコメーターも動かなくなってしまうことがある。
これは、かなりの年月をかけて走り込まないとなかなか起きないが、スピードメーターのケーブルがチューブの中で切れてしまうのである。
前輪の車軸付近からメーターケーブルの駆動を取り出す一般的な方式では、フロントフォークが上下に動くたびに、スピードメーターケーブルもたわんでしまい、アウターと擦れることで途中で折れるようにして切れてしまう、というのが一番多い現象である。
めったには起きないとはいっても、ケーブルが切れて針が動かなくなったスピードメーターは、ケーブルを交換しないと直らない。そのことよりも、中で切れたケーブルが、回転している側と止まっている側とで接触している状態をなんとかしなければならないのだ。
バイクを停めて、スピードメーターケーブルの前輪の車軸側と、メーター側のそれぞれを緩めて外し、中から切れたケーブルを取り出しておく。このケーブルが引っかかってしまうと、スピードメーターケーブルのギヤボックスを壊してしまう可能性があるのだ。あとは、トップギヤで4000rpmだと時速80qというように、エンジンの回転数でだいたいの速度を換算しながら走ること。もしも覚えていなかった場合は、一緒に走っている仲間と並走して教えてもらうか、他のバイクから情報を提供してもらおう。
タコメーターはケーブルで駆動する機械式だとほぼ切れることはない。しかし、最近増加している点火系からの情報で表示する電気式のタイプの場合では、イグニッションなどの電装系のトラブルによって、動かなくなってしまう場合がほとんどである。
この場合はバイクショップで見てもらうしかないが、こうしたトラブルが走行中に悪化するとエンジンの点火プラグに火が飛ばなくなってしまい、最後は動かなくなってしまう可能性もある。
コンピュータなどの外から確認できないデリケートな電装系のトラブルは、出先ではプロの手にも負えないのだ。もし、電気式のタコメーターが動かなくなってしまったら、それ以上は遠くへ行かずに引き返した方がいいだろう。