ワイヤーが切れる!<クラッチを使わないで走る方法>
クラッチワイヤーが切れたバイクで走行するのは、発進さえできれば、それほど難しいものではない。
発進には2つの方法があり、まず1つ目は、エンジンが停止した状態でローギヤに入れて、セルを無理やり回して始動と発進を同時に行ってしまう方法である。
セルが回ってバイクが動き出してきたら、すかさずスロットルを少し開けて、エンジンの回転が上がり始めた時にさらに開ける。バイクのクラッチに飛び出し防止スイッチがついている場合だと、クラッチレバーを放した状態ではセルが回らないため、必ずレバーを引くかスイッチが切れた状態にしておくことを忘れないようにすること。
2つ目の方法は、ニュートラルの状態で、エンジンはアイドリングをさせておき、バイクを足で蹴って微速を与えて、そこでローギヤにシフトしてしまう方法である。
足の底がべったりと地面に着くように腰を左側にずらし、左足で漕ぐようにバイクを前へ押し出す。たいていのバイクは歩くより遅い速度であっても、ローギヤに入れてエンストすることはない。ただ、一瞬ぎくしゃくしてしまうが、スロットルを間髪入れずに開けることで、なんということもなく発進してしまうのである。
スタート後のシフト操作を説明してみると、スロットルを開けてエンジンの回転が3000rpmぐらいまで上がったら、一瞬スロットルを戻し気味にする。そこですかさずシフトアップする。
ただ、クラッチを切っていないから固いと思われるが、無理に力を込めたりしないこと。ここでさらにすぐスロットルを開ける。この操作が遅くなると、ぎくしゃくしてしまうのだ。
シフトダウンは減速してエンジンの回転が2000rpmぐらいまで下がるのを待ち、瞬間スロットルを少しだけ開けて、その後すぐに閉める。この、チェーンから減速の駆動が抜けた瞬間に、下のギヤにシフトダウンする。