チェーンが切れたら・・・


もしもチェーンが切れてしまったら・・・これはどうしようもないので諦めよう。
たとえ、針金などで繋いだとしても、チェーンにかかる力は強大なために、発進時には簡単に切れてしまう。近くのバイクショップまで押して行くか、救援を呼ぶしか方法はないだろう。


ドライブチェーンの修理は、新品に交換するのが基本である。
チェーンはどこにも繋ぎ目のない、エンドレスな形状になっている。自分のバイクに合う純正のパーツを取り寄せてもらって、スイングアームを外してエンジン側のドライブスプロケットに噛ませて、スイングアームを通してから・・・・というかなり大掛かりな作業となるのだ。


しかし、ショップによっては、チェーンサイズが同じものをかなりの長さでストックしており、これを必要な長さに切ってバイクにはめ込み、繋ぎ目を特殊なジョイントパーツでかしめる場合がある。この方法ならば、スイングアームを外さないで組み込める。しかし、チェーンカッターとカシメ工具が必要になるので、作業はプロの人にまかせること。


しかし、どうしても自分で応急処置がしたいのであれば、チェーンのジョイントでクリップ留めのものを調達する方法もある。これはオフロード車などの、高速で走らないバイク用のもので、中型クラスであれば同じサイズのものが手に入る可能性がある。パーツの卸専門店などでストックしてあるかもしれないので、チェーンのプレートに刻印してある数字を控え、同じ番号のものを購入すること。ピンとピンプレートが片方だけ一体となったパーツを裏から挿入して、表側にプレートをはめ込んで、最後にサークリップをパチンとピンの溝に入れれば完了である。ただし、高速で回転すると外れてしまう可能性があるため、これはあくまでも一時的な応急処置とすること!


チェーンが切れることは、かなり大変なものである。
普段からこまめに張りを調節すれば、1万km近くは持たせることも可能ではあるが、度々の調節が面倒だからといっていっぺんにチェーンを張りすぎてしまうと、逆にサスペンションが充分に沈まなくなって、後輪のグリップ性能を落としてスリップしやすくなってしまったり、また、チェーンの負担が大きく切れやすくなったりするので注意が必要である。