チェーンが外れる!

バイクを走行中、スロットルを開けたわけでもないのに突然にエンジンが吹け上がった。
ギヤ抜けしたのか?
クラッチを切ってチェンジレバーを動かしても何にも反応が返ってこない。これはドライブチェーンが外れたり切れたりしたときの典型的な現象である。

しかし、この程度で済んだのであれば実はラッキーなことであって、外れたチェーンがサスペンションやスイングアームに絡むことで後輪がロックし、転倒するという状況に陥っても何にもおかしい話ではないぐらい、危険な状態であったのだ。


最近のチェーンは耐久性が著しく向上しているとはいえ、バイクの乗り方にもよるが3000〜5000qも走ればチェーンは必ず伸びてしまう。これを放っておくと、ギヤチェンジの度にバイクがギクシャクしたり、ガシャガシャとチェーンノイズが聞こえてきたりする。しかしそれでもなお放っておくと、加速中にガガーッと一瞬、エンジンが空転することすらあるのだ。これはチェーンがスプロケットに噛み込まないで歯の上を飛んでしまうためである。
このような兆候なしで、急にチェーンが外れてしまうことはまずありえない。


チェーンが外れて走行できなくなった場合は、まず後輪のアクスルナットを緩めて、同様にチェーン引きも緩めてチェーンがかけられる位置まで後輪を前に押し出す。チェーンをかけるのに、余裕を与えるためである。チェーンをはめたら、次はチェーンの張り具合を調整する。チェーン引きを引いてスイングアームの中ほどで、たるみが指定の範囲になるように調節して、最後にアクスルナットをしっかり締める。


この状態で走れるようにはなったが、早い機会にバイクショップで確認をしてもらうこと。損傷の度合いによっては、チェーンやスプロケットを新品に交換しないと、また外れたり切れたりするかもしれないからである。