ピストンの直径とその移動距離によって決まる
バイクのエンジンは、大きく分けるとシリンダーヘッド・シリンダー(気筒)・クランクケース・クランクシャフトの4つのパーツから構成されている。シリンダーは大きな筒状のパーツで、走行時にはこのシリンダー内部でピストンが常に往復運動を繰り返しているのである。ピストンが一番上に上がったところ(上死点)から、一番下に下がったところ(下死点)までの空間の容積のことを排気量(ピストンが一度の排出する排気ガスの量)というが、バイクによってシリンダーを複数持っている場合があるため、『1つのシリンダーの排気量×シリンダーの数』がそのバイクの総排気量となる。
排気量はエンジンの大きさを表すためだけではなく、免許区分や税金にも関係する、バイクを分類するための基準となっている。
排気量の計算式として、シリンダーの内径をボア、上死点から下死点までの長さをストロークとすると、『(ボアcm×1/2)×(ボアcm×1/2)×π×ストロークcm×シリンダー(気筒)数』となり、これは円柱の体積を求める計算方法と同じである。円柱の直径にあたるボアの1/2を半径として二乗し、そこに円周率をかけることで底面積が出る。それに高さであるストロークをかけると1気筒あたりの排気量が出るので、さらにそれに気筒数をかければそのバイクの排気量が出る。
この時、ストロークの値がボアの値よりも大きいエンジンのことをロングストローク型、ボアとストロークの値が同じものをスクエア型といい、そのバイクのエンジン特性にも表れるのである。