セルが回らない!<Eバッテリーのブースト>

車のバッテリーが上がった時、他の車のバッテリーから電源をもらってエンジンをかけることがあるが、バイクでも同じことができる。


それにはお互いのバイクのバッテリーを繋ぐブースターケーブルジャンプコードとも呼ばれる)が必要になる。このケーブルは、両端に大きなワニ口クリップがついていて、カーケア用品のショップやガソリンスタンドで入手することが可能。


車のバッテリーからブーストをする場合は、まずは車のボンネットを開けてバッテリーがどこになるかを確認する。一般的なエンジンルームであれば特に問題はないが、車種によってはトランクや後部座席の下などにある場合もあるので確認しよう。
しかし、場合によってはブースターケーブルが届かない場合もある。そんなときは、ケーブルをもう1セット購入してクリップどうしを繋ぐという方法もあるが、(+)(−)が接触してショートしやすくなってしまうので、連結部分を布で覆うなどの工夫が必要になる。


バッテリーのターミナルにブースターケーブルのクリップを噛ませる順番は、まず車の(+)側ターミナルに赤いケーブルを繋ぎ、その反対側をバイクの(+)側に繋ぐ。次に車のバッテリーの(−)側に黒いケーブルを繋ぎ、最後にバイクの(−)側に繋ぐこと。常に(+)が先で(−)が後の、充電器と同じ順番。外す時はこの反対で、(−)から外して(+)が後となる。

ここで注意すべきことは、予め車のエンジンをかけておくこと!
ケーブルを繋いでから車のセルモーターを回すと電流が逆流して、お互いの電装系のコンピューターを破損する恐れがあるためである。
車のバッテリーに充分なパワーがあるのであればエンジンをかけておかなくてもいいが、バイクのセルモーターも意外と負荷が大きいので、エンジンがかかっていれば、オルタネーターの発電がかなりの助けになる。
もちろん、バイク同士でも可能であるが、この場合もエンジンをかけておいてからブースターケーブルを繋ぐこと。救援される側のセルを回すと、負荷で供給する側がエンストする可能性もあるのだ。供給する側のバイクは、あらかじめエンジンの回転数を上げておこう。


ただ、これはあくまでも非常手段なので、フューエルインジェクションであればなおのこと、電装系を傷つける危険性を考えると本来は避けたい手段なのである。時間があれば充電するかバッテリーを交換することをまず第一に考えておこう。